はじめに

 

このQ&A集は、これまでに開催したオープンキャンパスで参加者から受けた質問内容、専攻が受験生に知っていていただきたい内容をお伝えするために作成した質問が含まれています。進路を決定する際に、少しでもお役に立てば幸いです。なお、20207月時点での回答であり、状況に応じて内容が変更になることもありますので、あらかじめご了承ください。


学生生活について

Q:奨学支援などの制度はありますか

A:奨学金制度を利用して学業に専念している学生は多いです。詳しくは、下記URLをごらんください。

http://www.nagoya-u.ac.jp/academics/scholarship/exemption/index.html#TuitionFeeExemption

 

Q:講義や実習以外の時間はどのように過ごしていますか?

A:名古屋大学本学あるいは医学部のサークル活動に参加したり、アルバイトに従事したりしている学生が多いようです。

 

Q:通学時間はどのくらいが限界ですか

A:下宿している学生は近距離に住んでいることが多いですが、県内外より2時間かけて通っている学生もいます。

 

Q:学生寮はありますか

A:学生宿舎があります。大学HPをご覧ください。

http://www.nagoya-u.ac.jp/academics/campus-life/housing/

 

Q:授業は何時に終わりますか

A:1限は8時45分から始ります。5限は18時に終了します。https://www.ilas.nagoya-u.ac.jp/courses.html#courses

授業日、補講日等は年間スケジュールとして公開されています。

 

Q:土日はお休みですか

A:同上

 

Q:夏季休暇などの長期休暇はどのように過ごしていますか

A:夏休みなどの長期休暇には、アルバイトをしてお金を貯めて、旅行や部活・サークルの合宿などに行く人が多いです。車の免許を取ったり、留学をする人もいます。旅行などは夏休みなら8,9月、春休みなら2月後半など、大学生以外は休みではない時期に行くと空いているのでおすすめです。高校生の時よりまとまった休みがあるので、いろいろなことをやってみるといいと思います。

 なお令和2年度はコロナウイルス 対策のため、夏季休暇中に集中実習等が行われる予定です。

 

Q:病院実習はどこに、いつ、どのくらいの期間行くのですか

A:現行のカリキュラムでは3年次秋学期後半に、名古屋大学医学部附属病院検査部・輸血部にて8週間の臨地実習を行っています。他の市中病院等へは、就職活動の一環として個別に見学・実習に行く学生もいます。諸事情により前後することがあります。

 

Q:学生の男女比はどのくらいですか

A:およそ15から20%くらいが男性です。

日本臨床衛生検査技師会の会員数によると、男性割合は平成20年度から30年度でおよそ2,30%であることを考えると、女性の割合は一般病院の検査技師と比べて同程度かあるいは比較的多い方かもしれません。 

http://www.jamt.or.jp/information/kaiho/prompt_report/asset/pdf/111107-Vol17-No33.pdf

 

Q:海外留学はできますか

A:名古屋大学には様々な国際交流プログラム(短期、長期)が用意されており、成績によっては助成金が支給されます。保健学科でも独自の短期研修プログラムを実施してきました。長期留学の場合は休学などが必要になる場合もあります。

夏休みに語学留学に行く学生もいます。

 

Q:校舎はバリアフリーですか

A:校舎の入り口はスロープが設置されています。本館玄関横には車椅子使用者用トイレが設置されています。基本的にバリアフリーです。

 

Q:部活はできますか

A:可能です。東山キャンパスで行われる全学系部活/サークルと鶴舞/大幸キャンパスで行われる医学系部活/サークルの両方に参加可能です。勉強と部活をうまく両立している学生も多いです。

 

進学・就職・資格について

Q:就職はどのような病院に行くのですか

A:小規模~大規模、大学病院など様々です。また、研究所、企業などへ就職した卒業生も多数います(教員A)。

病院就職の場合、東海地方は4年生の4月から7月頃がもっとも求人数が多い状況です。

企業への就職活動は他学部と同様です(教員B)。

 就職先は病院、検査センター、クリニック、医療関連メーカーの企業など色々です。本学で学んでいくうちに、将来の方向性が決まってくると思います(教員C)。

 

Q:就職活動はいつ、どのように行うのですか

A:4年生から開始することが多いようです。3年生後半より病院・企業見学などにより情報収集している学生もいます。募集要項や見学などにより、学生自らが情報を収集して採用試験を受験しています(教員A)。

3年生の3月頃から病院見学を始めます。4年生4月頃から募集要項がきますので、それをみてから病院見学をする人もいます(教員B)。

 

Q:地元での就職はできますか

A:愛知県外に就職した学生も多数います。全国、場所を問わず就職することは可能です(教員A)。

可能です。ただし、ご希望の地域からの求人が大学に来ない可能性もありますので、個別に問い合わせなどが必要になることがあります(教員B)。

可能です。他の地域は大学に募集要項が届かない可能性もありますので、個別に問い合わせなどが必要になることがあります(教員C)。

 

Q:大学院進学率はどのくらいですか

A:年によりますが、20%から35%程度の学生が進学します

 

Q:学部卒と大学院卒で就職先に違いはありますか

A:修士希望の方は、企業への就職を希望している人が多いのが現状です。企業就職には、工学部などはほとんど修士卒が多いので企業側からはある程度の専門性を持った方が有利になります(教員A)。

修士卒の学生が病院から拒まれる時代は終わりました(教員B)。

 

Q:臨床検査技師のほかに取得できる資格はありますか

A:本学を卒業することにより臨床検査技師国家試験の受験資格が得られます。また健康食品管理士試験の受験資格も得られます。臨床検査技師の資格を取得すると、それを入り口に細胞検査士や超音波検査士など様々な専門資格を取得することが可能になります。 https://nagoya-u-medical-technology.jimdosite.com/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96/ も参照ください。

 

Q:臨床検査技師に向いている人はどのような人ですか

A:臨床検査技師の仕事は多岐にわたります。物事に専心することができ、医学に対する探求心をもっている人、さらに本学では医療分野の研究者の育成を目指しています(教員A)。

いろんな特徴をもった人が必要だと思っています。コツコツ派、探求派、テキパキ派、コミュ力すごく高い人。ただ、仕事に対して責任感の無い人はどんな社会でも需要は低いでしょう(教員B)。

医療従事者としての倫理観・責任感とともに、疑問や課題に向き合う好奇心を持つ人(教員C)。

現在は、ただ検査を黙々とするのではなく、チーム医療と言って他の医療職と一緒に仕事をすることが求められています。医学的専門知識とコミュニケーション能力の両方が必要です(教員D)。

検査技師としての仕事を、単に給料を得るためのものと割り切るのではなく、医療従事者としての高い倫理観、正義感をもつ人が望ましいと思います(教員E)。

 

Q:医療系に自分に向いているか不安です

A:検査技術科学専攻では、臨床化学、臨床免疫学、臨床血液学、臨床生理学、臨床微生物学、病理組織細胞学、遺伝子検査学など多くの専門分野の勉強をします。まずは、その学問に興味を持てるかどうかは、書籍などで確認できますし、臨床検査技師に関してもその仕事内容がwebで公開されていますので、事前にご確認いただくことをお勧めします。

 

研究活動(学部と大学院)について

Q:どのような研究をしていますか

A:講座教員のHPをご覧ください

 

Q:卒業研究はいつからはじまりますか

A:例年3年次夏に配属が決まり、その後のスケジュールは研究室ごとに進みます。

 

Q:大学院研究と学部の卒業研究との違いは

A:教員により考え方が異なるかもしれません。卒業研究は、まったく研究したことのない学生に対して、研究手法、手順、論理的思考など、研究の根本を身につける場であると思います。大学院研究では学生自らが発案、検討し、論文として形作るまでを学びます(教員A)。

学部の卒業研究は授業の一環として行われます。教員の指導の下で、研究手法に加え科学的、論理的な思考法など、研究の基本を学んでもらいます。大学院では自立した研究者の育成を目指した教育が行われます。テーマの選択から論文作成まで、学生の自主性がより多く求められます(教員B)。

 

Q:研究者になれますか

A:研究者として活躍するためには、博士後期課程を修了して博士号の取得が必要です。本学博士後期課程卒業生には、研究者として国内外の研究機関で活躍している人もいます。また、大学教員として活躍している卒業生もいます。

 

Q:研究を発表できますか

A:研究成果を国内外の学会で、できる限り英語で発表するとともに、国際誌での公表を目標としています。

 

Q:人工知能に興味がありますが、そういった内容も勉強できますか

A:ヘルスケア情報科学分野には、専門の教員が所属して、講義や研究指導を担当しています。

 

Q:遺伝子に関する研究をしたいです

A:本学には複数の分野で遺伝子に関する研究を展開する教員がいます。教員の研究内容については、教員のHPを御覧ください。

 

Q:病理に関する研究をしたいです

A:病理に関する研究を行っている教員もいます。。担当教員のHPをご覧ください。https://met-nagoya-u-omics-pathology.jimdofree.com/

 

その他

Q:高校の時に履修する必要のある理科系科目はありますか。

A:検査技術科学専攻では、化学を主として、生物、物理と、すべての理科系科目に関連する講義が展開されています。

入試科目に関しては名古屋大学HPの入試日程をご覧ください。

http://www.nagoya-u.ac.jp/admission/applicant/examination/index.html

 

Q:科捜研や法医学に興味があります。

A:本学大学院卒業生には、科学捜査研究所の研究員として活躍している方が複数名います。